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物語には大きく分けて、短編(単発シナリオ)と長編(キャンペーンシナリオ)があります。
これは、ゲーム開始からエンディングまでのプレイ時間の多少の事を指しているのではなく、シナリオとシナリオの間の関連性が強いかどうかで区別されます。

いくつもの関連性のない(薄い)シナリオをこなし、徐々に倒すべき敵の姿が明らかになっていき、ラスボスへいたる物語が「短編集型」、最初から最後にかけてシナリオごとの関連性が濃く、だんだんラスボスに迫っていく物語が「長編型」になります。

最近のRPGやアニメをほとんど知らないのでたとえが少々古くなってしまいますが、ゲームで言えば、「聖剣伝説2」や「ドラゴンクエスト」、「ドラゴンクエストVIII」などは典型的な「長編型」ですね。
冒頭に冒険の目的が明示され、ラスボスに至るまでにこなす数々のシナリオも比較的関連性が濃く、関連し合っています。
このタイプは冒険の目的がはっきりしているために作りやすく、シナリオメイキングに慣れていない方はこちらを選択した方が無難です。
どちらかというと、コンピュータRPGにおいてはこちらの方が多数派だと思います。
アニメで言えば、ダイの大冒険などが該当します。
第2回でも解説したように、ゲームのクリア条件(○○を倒す、△△を手に入れる、など)を明確に決定し、そこに至る重要な通過点となるシナリオを作り、ラスボスが迫ることができるように作っていきましょう。

聖剣伝説2の例……聖剣を蘇らせるため旅立つ→その過程でマナが失われている事が判明する→神獣が暴走する→暴走した神獣と戦う

ドラゴンクエストの例……姫を救出し、竜王を倒すため旅立つ→姫の居所の情報を得る→姫を救出する→竜王の島へ渡るための方法を得る→竜王と戦う

ドラゴンクエストVIIIの例……城に呪いを掛けられた邪悪な魔法使いを追う→敵を追い詰める過程でさらなる敵の存在が明らかになる→真のボスと戦う

ダイの大冒険の例……第1巻で魔王が復活、さらに復活させた張本人(大魔王)の存在が明示される→その後魔王軍との戦いとなり、最終38巻に至るまでの数々のストーリーは非常に強い関連性があります。

これに対して、「ドラゴンクエストIII」「ドラゴンクエストVII」などは「短編集型」になります。
ポケモンシリーズなども、ほとんどがこのタイプですね。
初めのうちは最終目的がはっきりとせず(もしくは一大目的だけははっきりしているが、そこに辿り着くまでの過程が不透明)、シナリオ間の関連性が薄く、徐々に敵の正体が明らかになっていくパターンです。
おいらがVX ACEで作った「Fantasic Play Land」も、こちらのタイプです。
こちらはシナリオ間の関連が薄いので、比較的自由にシナリオを作ることができるというメリットがあります。
ただし、関連が薄いので、どこかで最後の敵や最終目的地の存在を匂わせる重要な事件やイベントを配置するようにしないと、いつまでも話が進展せず、ぐだぐだになりやすいので注意が必要です。
アニメで言えば、名探偵コナンやワンピースなどが該当します。(それにしても名探偵コナン、いつになったら話が進展するんでしょうね?(笑))

ドラゴンクエストIIIの例……最初に倒すべき敵が明示されるのでキャンペーン的要素もあるが、その敵の所まで辿りつくまでのシナリオごとの関連性は低い。

ドラゴンクエストVIIの例……石板の世界から垣間見えるそれぞれのシナリオ間に関連はほとんどなく、典型的な短編集型。

ポケモンシリーズの例……ポケモンリーグのチャンピオンになるという一大目的はあるが、そこにいたるまでのシナリオに関連性は低い。ただし、毎回登場する悪の組織(ロケット団など)との対立に関してはシナリオごとに強い関連性があるので、この部分だけはキャンペーンになっています。

FPLにおけるストーリータイプ
「100枚のアイテムカードを集める」という最終目的は存在し、基本的にここから逸脱する事はありませんが、所々で発生する重大事件(Bブロック冒頭のアレとか、物語後半のソレとか)や、ランド各地で困っている人々を助けるサイドイベント(キノコとか)に関連性は薄いので、どちらかというと短編集型になります(キャンペーンの中に、多数の短編が織り込まれていると言った方が正確かも知れませんが)。


単発シナリオは原則その1話限りで終了するシナリオですから、その1話に導入から結末まで、すべての部分が示されます。
つまり、シナリオ構成は「起承転結」となります。
これに対してキャンペーンは、複数のシナリオで構成されるシナリオなので、最初の1話だけですべてが語られることはなく、第1話の結末が、同時に第2話の導入となります。
この場合、最終話の結末が本当の結末部分という事になります。
したがって、シナリオ構成は「起承転承転結」となり、「起」と「結」の間にはさまる「承」「転」の数は、シナリオの数と同じになります。
つまり、2話構成のキャンペーンなら「起承転承転結」、3話構成のキャンペーンなら「起承転承転承転結」です。

別にどちらがよくてどちらが悪いというものではありませんので、あまり気にする事はありません。ただ、どちらをメインに作っていくかで、シナリオの展開の仕方が変わってきますので、最初にある程度は考えておくと、後々シナリオが作りやすくはなります。
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